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KITAMURA FORESTRY CO.,LTD.

代表メッセージ

森と地域の未来を育む会社

私が「100年先も必要とされる企業であること」を北村林業の理念としているのは、会社を経営するなかで、目先の利益だけではなく、人や地域とのつながり、支え合いによって成り立つ仕事のあり方を目の当たりにしてきたからです。

高校進学を機に生まれ育った浦幌町を離れ、大学卒業後は都会のゼネコンに勤務していました。
その頃の仕事のやり方は、とにかく利益重視。少しでもコストを削減することばかりを考え、人との関係性や、かかわる人の思いなど、お金にならない部分の優先順位は低いものでした。

26歳のときに帰郷し、家業である北村林業を継いだ当初も、私は自分たちの利益だけを追求し、効率を上げることだけを考えていました。
それまでの北村林業は、以前から関係を築いていた顧客としか取引していませんでしたが、私はとにかく高く木を買ってくれる取引先を探したのです。

しかし、そのような顧客は2008年のリーマンショックの時、一気に去ってしまいました。
事業に大きなダメージを受け、焦っていたときに助けてくれたのは、以前から関係性のあった会社。
そのときに言われた「お前のためじゃない。これまで一緒にやってきた北村林業を助けるためだ」という言葉は忘れられません。
お金のつながりだけでは事業は続いていかないこと、人や地域とのつながり、支え合いによって会社が成り立っていることを実感した出来事でした。

今、時代は大きく変化しています。

その変化の波に対応していくために、人力作業が主であった現場に少しずつ新しい機械を導入したり、 林業未経験の若者や女性といった新しい人材を雇用したりすることに挑戦しています。
また、地域を担う一企業として町の未来を育み続けるために、浦幌町商工会への参加などの地域活動も大切にしています。

若手の社員を見ていると、入社時よりも全体のことを広く考えられるようになっていたり、より高い目標を持つようになっていたりと、林業という仕事を通して良い変化が起こっていることを感じられる場面がたくさんあります。

働く人にとって、会社がチャレンジや進歩の場であり続けていきたい。
雇用を生み、木を育て、地域の未来に貢献したい。
そのために、私たちにできることに全力で取り組み、 変化を恐れず成長し続けていきます。

北村林業株式会社 北村 昌俊